2015年から制度が改正されて、広く知られるようになったふるさと納税
私も活用しています
活用してみて今回は、ふるさと納税をするメリットがあるかどうかを考えてみました
- ふるさと納税は本当にお得なのか?
- 還元率30%の返礼品、お得なのはどんなもの?
1.ふるさと納税は本当にお得なのか?
ふるさと納税は、今年寄付した金額の合計から2000円差し引いた額が翌年の住民税から控除される仕組みです
今年の寄付金合計が40000円の場合
40000円 – 2000円 =38000円
翌年納める住民税が仮に年間150000円の場合
150000円 - 38000円 =112000円
翌年納める住民税は112000円ということになります
通常、住民税は給料から引かれています
仮に年間15万円の住民税の場合
150000円 ÷ 12ヶ月 = 12500円
毎月12500円の住民税を給料から差し引かれる形で納めています
先ほどのように、ふるさと納税を前年度40000円寄付した場合
112000円 ÷ 12ヶ月 = 9333円
毎月納める住民税は9333円
12500円 - 9333円 = 3167円
ということになります
支払う住民税が安くなる訳ではないことに注意
先ほどの例で見ると、毎月3167円住民税が安ったように見えますが
そうではありません
単に、翌年に支払うべき住民税を前倒して支払ったということです
前の年に他の県に寄付した、というのが正しい表現ですね
自分の住んでいる市町村に支払う税金を、前の年に他の市町村に寄付し
それが翌年の自分の市町村に支払う税金として認められて、差し引かれる、という考えですね
なので、支払う金額としては、安くなる訳ではなく、2000円の自己負担金がありますので、プラス2000円です
支払う金額としては、住民税は安くはなりません
ただし、寄付金額の30%を上限とした返礼品を寄付した市町村からいただけるので、2000円の自己負担で、実質2000円以上の様々なものをいただけるというお得な仕組みです
上記の例でいうと、40000円の30%ですから、12000円ですね
約12000円相当のものが、2000円でいただけると考えるとお得ですね
2.還元率30%の返礼品、お得なのはどんなもの?
返礼品は様々ですので、上限は寄付金額の30%と決まっていますが、必ず30%相当のものという訳ではありません
そのため、ふるさと納税のサイトから、返礼品をよく検索して決めるのがよいでしょう
経験から考えてみました
消費系:食材
初めてのふるさと納税は、高級食材にしました
ふぐさし、ふぐちりセットをいただき、年末に楽しみました
2000円の自己負担でふぐが食べれる!という満足感がありました
次の年は、シャインマスカットなどのフルーツ1箱
鹿児島黒豚
やはり、食材系
食材系は高級食材ではなくても、普段使いできるものは
日々の食費を抑えることにもつながり、家計が助かります
豚肉、牛肉など2Kg(500gを4パック)いただいた時は、冷凍庫がパンパンになりました
普段購入すると高いフルーツは、いただけると嬉しいですね
食材系は、高級食材、日常的に食材共に満足できると思います
ライフスタイルに合わせた選び方ができると思います
非消費系:物
その後、消費系の食材以外を考えてみました
その年、無水鍋や圧力鍋が欲しくて欲しくて・・・
ということで
圧力鍋をいただきました
ちなみに1万円の圧力鍋なら、約3万円の寄付でいただくことができます
あとは、自分が欲しいものが返礼品として扱われているかを検索します
結構いろんな品物がありますので、探せばあります!!
欲しかった圧力鍋で美味しい料理が作れて大満足でした
そして、食材とは異なり、使い続けられます
欲しいものがある時、ネットショップで最安値を検索しますよね
その中に、ふるさと納税の検索も加えて見るようになりました
還元率と合わせて検討して、
普通に買った方がお得か、ふるさと納税でもらった方がお得か・・・
ふるさと納税で何をもらおうかと考える時、
購入する予定のなかったものをもらっても、もちろんお得ですが
購入したい、購入予定だったものを返礼品としてもらうことが一番お得だと思います
消費系:チケット、旅行券など
旅行チケットなどもあります
例えば3万円の寄付で、1万円のHIS旅行券というのもあります
使用できる場所が限られてしまいますが
利用したい場所と一致していれば、お得に旅行できます
フェリー乗車券というのもあります
旅行先や目的を決めた時
ふるさと納税サイトで、旅行先に関連したチケットがないかなど、検索するとお得に旅行できます
ホテルや旅館の宿泊券は、寄付金額がかなり高額です
宿泊料金の正規料金で換算した返礼だからでしょう
ホテル宿泊は、事前予約でかなり安く宿泊できますよね
仮に、1泊1万円で宿泊予約できるリゾートホテルの正規宿泊料金はその3倍くらいします
そのため、3〜4万円の寄付金でホテル宿泊券の返礼品は見当たりません
ホテル宿泊は事前予約の方がお得です
航空券も、最近は早割やLCCなど安く航空券を購入する方法がありますので、ふるさと納税で航空券を探すというのはお得ではないでしょう
このように、何に使うのがお得かを考えて、うまく使うといいでしょう
冬なら、スキーリゾートなどのリフト券などもあります
まとめ
- ふるさと納税は、翌年の税金を前倒して支払うので、税金が安くなる訳ではない
- 活用の仕方によってメリットは大きい
- 食材系の返礼品は、高級食材・普段使いの食材があり、ライフスタイルに合わせて選べてお得に活用できる
- 購入予定だったものをふるさと納税の返礼品でもらうのが一番お得
- 旅行の予定がある時は、ふるさと納税を活用するとお得に旅行できることもある